忍者ブログ
狩野志歩の最新情報など
Posted by - 2024.04.25,Thu
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by S.KANO - 2009.06.04,Thu
東京日仏学院にて、「Hors Piste Japon(オール・ピスト・ジャポン)」と題した、日本の実験映像の上映&トークイベントが、6/14(日曜日)に開催されます。

現代日本の実験映像作家14名の作品の上映(2プログラム)とシンポジウム「まなざしのメディア/メディアへのまなざし」、そして「Visual Philosophy」をテーマにした上映(1プログラム)とカンファレンス「映像の冒険—身体を持つ思想へ」がおこなわれます。

ウェブサイト(日本語、作品解説&画像)
http://www.ref-lab.com/hors_piste_2009.html

(これはパリ・ポンピドゥ—センターを拠点とする短編映像祭「Hors Piste」の紹介イベントに関連して、開催されるものです。)

*上映プログラム2(15:15-16:15)にて、拙作「Feinfuegig… unueberholbar…」(サウンド:渡邊ゆりひと)が上映されます。




 ————————————————————————————————
Hors Piste Japon

日時:6月14日 14:00-21:00
場所:東京日仏学院 エスパス・イマージュ
東京都新宿区市谷船河原町15
Email :tokyo@institut.jp
Tel :03-5206-2500
アクセス:http://www.ifjtokyo.or.jp/apropos/acces.php

料金:上映プログラム1回/一般1000円、会員500円
シンポジウム・カンファレンス/無料

————————————————————————————————
<実験映像 ジェネラル・プログラム 上映&シンポジウム>

新しい映像は、私たちに開かれている。それは私たちとともに、この時代を歩む。それは私たちに一番近い映像なのだ。ここに集められたアーティストの作品を見るとき、彼らがめいめいのやり方で、この世界と真摯に取り組んでいるさまと出会うに違いない。新しい映像の探求は、新しい生き方のリアルな創造なのだ。私たちはそうした作品をとおして、今の世界をいっそう深く、多彩に発見することができる。

現代の日常に映像はあふれている。だがそのほとんどは、「場をもたせる」ためだったり、「流される」ためのものばかりだ。そうした映像は、見れば見るほど、私たちを世界から、リアリティから遠ざけてしまう。

しかし「いま・ここ」という地点に立ちとどまって、映像というメディアと懸命に奮闘しているアーティストたちがいる。彼らの作品としばし向き合い、彼らとともに世界をもう一度見なおすこと。そして、映像をとおして感じ、考えることで、世界に一歩近づくこと。そのような経験を、この機会に持ってもらえると幸いである。(河合 政之)

—————————————————
14:00-15:00
<上映プログラム 1 >
「マテリアル/技法の幻影」

上映作品:
奥山 順市  「まぜるな」
太田 曜   「PILGR IMAGE of TIME」
石田 尚志  「海の映画」
瀧 健太郎  「Living in the Box -square-」
服部 かつゆき「モニター」(ヴィデオ・ライヴ・パフォーマンス)

—————————————————
15:15-16:15
<上映プログラム 2 >
「イメージ/視線の変奏」

上映作品:
永岡大輔  「A Poem of Blind Alley」
辻直之   「エンゼル」
小瀬村真美 「朽 -Decaying-」
狩野志歩  「Feinfuegig… unueberholbar…」
Tokyo Mob 「Democracity」
西山修平  「SHOT -sabotage syndrome-」
飯村隆彦  「I am (not) seen」
相内啓司  「Imago - 鏡の中」

—————————————————
16:30-17:30
<シンポジウム>
「まなざしのメディア/メディアへのまなざし」

パネリスト:阪本 裕文、太田 曜、瀧 健太郎、ジェラルディン・ゴメス(Hors Piste ディレクター)

パネリスト・プロフィール

阪本 裕文(さかもと ひろふみ):
京都精華大学大学院 芸術研究科デザイン専攻(映像分野)修士課程修了。実験映画・ビデオアートを中心として、研究活動と展覧会企画を行なう。共著『メディアアートの世界 実験映像1960−2007』(国書刊行会、2008)。展覧会企画・監修「初期ビデオアート再考」(名古屋市民ギャラリー矢田、2006)など。

太田 曜(おおた よう):
1953年東京生まれ、実験映画作家。フイルムによる映画の物質的部分と、メディアの構造的部分を問題にして作品を制作。実験映画を通してのフランスと日本の交流活動を1997年から行なう。国内外での上映多数

瀧 健太郎(たき けんたろう):
山本圭吾とミヒャエル・ザウプに師事し、ビデオの立体コラージュ、インスタレーション、パフォーマンスなど様々なビデオアート表現を行う。映像の意味を無化するビデオのカット・アップやコラージュ、都市風景や身体のイメージの切り刻みで構造を露わにする。VCTokyo 代表。

————————————————————————————————
<"Visual Philosophy" プログラム 上映&カンファレンス>

映像は、思想である。ただしそれは、見ること、聞くこと、そして時間という身体感覚に根ざした思想である。映像を見ることは、思想を身体で感じることなのだ。

上映プログラムでは、思想を身体的な感覚においてあらわすということを追求した、実験映像の試みを紹介したい。60年代以来実験映像の運動をリードしてきた飯村隆彦氏の、視覚として経験される時間や、声とイメージの関係をテーマにした作品、そして電子映像の「乏しいイメージ」の氾濫がもたらすリアリティの不在をテーマとした拙作を上映する。

さらにその後のカンファレンスでは、映像を見る身体を思考する「映像身体論」を展開している宇野邦一氏に参加していただき、身体的な思想としての映像について語り合いたい。(河合 政之)

—————————————————
18:15-19:15
<上映プログラム>
「時間、声、視線」

上映作品:
飯村 隆彦 「1秒24コマ」
飯村 隆彦 「Talking in New York」
河合 政之 「スペクタクルの社会における神学的状況について」
河合 政之 「不在の風景」
河合 政之 「表れの中へ」

—————————————————
19:30-21:00
<カンファレンス>
「映像の冒険—身体を持つ思想へ」

ゲスト:飯村 隆彦、宇野 邦一
ホスト:河合 政之

パネリスト・プロフィール

飯村 隆彦(いいむら たかひこ):
実験映画を1960年、ビデオアートを1970年以来制作、インスタレ−ション/パフォーマンスを含め、ニューヨークの近代美術館、パリのポンピドゥセンター、東京の写真美術館などで個展、回顧展など多数。

宇野 邦一(うの くにいち):
アルトー、ベケット、ジュネ、ドゥルーズなどの研究、翻訳をしつつ、ダンス、演劇、映画を考えるベースになりうる身体論を追求する。著書『映像身体論』、訳書ドゥルーズ&ガタリ『アンチ・オイディプス』など。立教大学教授。

河合 政之(かわい まさゆき):
哲学的かつ先鋭的な映像作品を制作、世界30ヶ国以上で上映。NY、パリ、イスラエルなどに滞在。展覧会のオーガナイザーとしても活動し、見ることで考える、という "Visual Philosophy" のコンセプトにもとづくプロジェクト「REF lab.」を展開。
PR
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
アクセス解析
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]