松本俊夫の蟷螂の斧
2012年4月28日(土) 18:30開場 19:00上映 21:00対談
会場:京都堀川音楽高校 ホール
住所:〒604-0052 京都市中京区押油小路町238-1(@KCUAの裏手の建物です)
入場料:1500円(パンフレット代込み)
協力:佐野画廊/白箱ZOO
松本俊夫氏の生誕80周年を記念して制作された最新オムニバス映像作品三部作のうち、初公開となる第二部、第三部の作品を上映。第二部「記憶巡礼」に参加しています。
上映:
オムニバス映画 第二部「記憶巡礼」2011年 52分
企画・構成 松本俊夫/プロデューサー 佐野真澄
参加作家 稲垣佳奈子/狩野志歩/奥野邦利/大木裕之/小沢剛
オムニバス映画 第三部「万象無常」2012年・35分
企画・構成 松本俊夫/プロデューサー 佐野真澄
参加作家 タノタイガ/稲垣佳奈子/大木裕之/奥野邦利/田中廣太郎
スケジュール:
18:30 開場(17:00より@KCUAにてチケット販売開始/整理券を配布します。18:30より整理券順に座席にご案内いたします。会場後のチケットは会場にて発売いたします。)
19:00 上映(20:45頃 終映予定)
21:00 対談 松本俊夫×建畠晢(京都市立芸術大学学長)
22:00 終了(予定)
上映作品:
オムニバス映画 第二部 「記憶巡礼」
2011年 52分
企画・構成 松本俊夫
プロデューサー 佐野真澄
参加作家 稲垣佳奈子/狩野志歩/奥野邦利/大木裕之/小沢剛
記憶を想い浮かべたり、それに反応したりする脳内の光景を、鮮烈な、あるいは魅惑的な映像としてみてみたい…。これが第二部のモチベーションです。
オムニバス映画第二部では、全体を構成するにあたり、その視点をもう少し実験的に推し進め、ひとりひとりの作品間の境界線を若干混乱するくらいに錯綜させてみました。つまりそれ自体が記憶の形に近づくようです。
5人の作品を混成的に組み立てるプロセスで、いろいろな意味やイメージがこだまし合う個人を超えた非人称的な記憶のうごめきを巡礼できれば成功でしょう。
松本俊夫
オムニバス映画 第三部 「万象無常」
2012年・35分
企画・構成 松本俊夫
プロデューサー 佐野真澄
参加作家 タノタイガ/稲垣佳奈子/大木裕之/奥野邦利/田中廣太郎
協力 加藤愛
この企画の原点にあるものは、2011年に体験したあの悪夢のような大災害(地震と原発事故)で、それは人類のその後の物の見方や価値観を変えずにはおかない強烈は衝撃力で私たちの心に焼き付きました。死と生がせめぎ合うその根源的な光景を直視することなしには、私たちはその先に一方も足を踏み出すことはできないでしょう。
それだけにその映像表現は、第二部の「記憶巡礼」よりも更にいっそう解体的となり、さまざまなノイズを含んで混沌としたカオスの渦を巻きおこすこととなりました。
松本俊夫
東日本大震災で不在になられた方々のご家族に捧げます
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